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【副業はバレます】副業禁止でも副業したい人に贈る「3つの選択肢」

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この記事は、次のような人におすすめです。

  • 「節税対策」や「収入アップ」のために副業をしたい・してみたい
  • 「収入源を増やすため」に副業という選択肢を検討している
  • でも「会社にバレる」のは絶対にイヤだ

この記事を読んでるあなたは

・副業をしたいけど会社にバレたくない。

・色んな記事を見たけど、結局バレるの?バレないの?

と思っている人だと思います。
実際に他の記事を読むと、内容はバラバラだし「最終的には、自分の責任です」で終わるものばかりですよね。

まず最初に知っておくべきなのは
「絶対に副業がバレない方法」は存在しないということです

「じゃあどうすればいいのか?」についての話を、この記事で解説していきます。

この記事のおおまかな流れ

「副業がバレる理由」について、具体例を交えて解説。
「実は、副業がバレるのも簡単じゃない話」を経験をもとに説明。
「せっかくだし本気で副業してみるのはいかが?」という選択肢の提案。

副業がバレる3つの理由とは?

副業ってなんでバレちゃうの?

まずは「なぜ副業がバレてしまうのか」を具体例を交えながら解説していきます。

  1. 住民税の金額が変わる
  2. 社会保険に必要な手続きが増える
  3. 年末調整の申告書の内容が変わる

住民税の金額が変わる

住民税は、あなたが1月∼12月の期間に稼いだ給与を、会社が自治体に報告して決まるものです。

住民税が分かるまでの流れを見てみましょう。

住民税が分かるまでの流れ

①会社が自治体へ「どれだけ給与を支払ったのか」という書類を1月末までに提出する。
②提出された書類をもとに、住民税の額が決まる
6月ごろ会社に「住民税決定通知書」が届く
④この通知書の内容を見ると、あなたの住民税が分かる

住民税は「会社→自治体→会社→あなた」という流れで分かります!

たとえば、あなたが副業をする場合はどうなるのでしょうか?
副業でアルバイトをしていて「本業と副業で2つ以上の収入がある」と仮定しましょう。

本業の会社とアルバイト先は、それぞれで「あなたにいくら給与を支払ったのか」を自治体に報告します。

すると自治体は「本業と副業で収入があるのか!それなら合計額から住民税を出さないと!」と、ご丁寧に給与額を合計した分の住民税を算出します。

問題は
この住民税の通知が「主たる給与の支払いを受けている勤務先を通じて徴収されること」です。


「主たる」とは、あなたが働いている中で最も給与が多い会社のことで、その会社に住民税の通知が届きます。
このタイミングで住民税が変わったことが発覚するので、副業がバレてしまうのです。

社会保険に必要な手続きが増える

社会保険とは、健康保険や介護保険を始めとする保険のことで、複数の会社で加入することができません

ただし、社会保険に加入する義務が発生するには、次のような条件があります。

①「1週間の所定労働時間および1か月の所定労働日数が、同じ職場で働いている正社員の4分の3以上」の場合。

画像の引用元:日本年金機構

②以下の5つの条件全てに当てはまる場合。
・賃金月額が月8.8万円以上
・週の所定労働時間が20時間以上
・学生でないこと(夜間や定時制を除く)
・雇用期間が2カ月を超えて見込まれること
・被保険者(短時間労働者を除く)の総数が常時100人を超える事業所で働いている

画像の引用元:日本年金機構

※令和4年10月より「雇用期間が1年以上見込まれること」が要件から除外されました。
※令和6年10月1日から「従業員が100人を超える」→「従業員が50人を超える」に改正されます。

社会保険の加入条件を満たしてない場合は「社会保険に入らず働くこと」もできます。

また、今回の場合は所得形態が「給与所得」になる副業だけが対象です。

給与所得になる副業とは、「雇用主から給与をもらう」パートやアルバイトが該当します。
転売ヤーなどは「事業所得」

単発バイトなどは「雑所得」となるので、今回は気にしなくてOKです。

もしもあなたが、本業以外にも「社会保険に加入する義務を満たす会社」で働いていた場合、社会保険料は本業とその会社で受け取った給与の合計額をもとに決まります

その際に、本業先で「どちらの会社で保険に加入するか」「複数の会社で働いている証明」(「被保険者所属選択届・二以上事業所勤務届」)を提出する必要があり、この手続きでバレてしまうのです。

「じゃあ、社会保険は加入条件を満たさなければバレないってこと?」

社会保険でバレなくても、「住民税」や「年末調整」でバレてしまいます。

年末調整の「給与所得者の基礎控除申告書」の内容

年末調整は、1年間の所得を会社が計算して、正確な納税額を算出する作業です。
こちらも、パートやアルバイトのような「給与所得」を収入とする副業だとバレます

理由は、年末調整で提出する「給与所得者の基礎控除申告書」に、副業での収入も含めて記載する必要があるからです。

もし仮に、あなたが本業と別にアルバイトなどの副業をしていても、年末調整の手続きは1社からしかできません。


その際に「本業+副業の給与所得が申告書に記載される」ので、副業がバレてしまうのです。

「じゃあ、収入が給与所得以外になる副業ならバレないんじゃないの?」

年末調整の時点ではバレませんが、住民税の変化でバレてしまいます。

「副業がバレない方法」は存在しない?

自分で確定申告をしてもバレる

確定申告を自分ですると住民税を自分で納付する「普通徴収」が選べます。

普通徴収であれば、会社員としての住民税については勤務先へ、副業の住民税については自宅へ通知書や納付書が届くようにできるので、バレない可能性が上がるでしょう。

では、なぜバレるのでしょうか?

その理由は次の2つです

確定申告してもバレる理由

①アルバイトやパートのような「給与所得」を副業にしている人の場合、そもそも「普通徴収」を選べない
➁全国的に「特別徴収」を推進している自治体が多く、自治体によっては「普通徴収」ができない場所がある。

確定申告をすれば副業がバレる確率は減らせますが、100%バレないようにはできないのです

副業の年間所得が20万円以下でもバレる

副業の年間所得が20万円以下の場合、確定申告の義務はありません。ですが、そもそも確定申告とは「所得税を決めるための行為」です。

住民税は副業の所得とは関係なく納税しなくてはいけません

結果的に「住民税の金額が増える」ので、会社に副業がバレてしまうのです。

単発バイトや手渡しのバイトでもバレる

日払いや手渡しなら、「取引の履歴が残らないから大丈夫だろう」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

どんな会社でも、「誰に、いくら支払ったか」という報告書を自治体に提出する義務があるのです。

その結果「年間の所得が増え、住民税も増える」ので、会社に副業がバレてしまうのです。

副業がバレたらどうなるの?

副業がバレたらどうなるのかの前に知っておいて欲しいのは「副業禁止の会社で副業をしても、法律違反にはならない(※1)」ということです。

ただ、副業禁止の会社で副業をするのは、就業規則違反になってしまいます。

就業規則違反となった場合「始末書の提出」や「減給処分」、「解雇処分」などの罰則を受ける可能性があるのです。

処分の度合いは「会社にどれくらい損失を与えたか」によりますが、よほどのことが無い限りは解雇処分にはならないでしょう。

また、副業が可能な会社だったとしても「事前に報告する義務がある」可能性もあるので注意してください。

・副業禁止の会社で副業をするのは、リスクを伴う行為であるということ

・副業をする前に、あらかじめ就業規則を確認しておくこと

を理解しておくのが大切です。

【※1】

日本国憲法第22条で「職業選択の自由」について記載あり。
・2018年1月に、厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」で、副業禁止の規定が削除されている。

【経験談】副業がバレるのも簡単じゃない

ここまでは「副業が絶対にバレない方法はない」という話をしました。でも、逆に「副業がバレることも、そうそうない」のです。

どういうことか。
僕が会社員として働きながら、「Webライター」と「ブログ」を副業として始めた経験をもとに話をします。

まず、いきなりみなさんの心を折るようなことを言いますが

「副業は、簡単に稼げません。」

アルバイトのような副業とは違って、事業所得になるような副業は「1時間働いたら、〇円稼げる」という保証はありません

「何時間も費やして1円すら稼げない」のはよくある話です。

副業は、お金を稼ぐまでに時間がかかります
だから、副業が会社にバレるのも簡単じゃないのです。

この図のように、副業ブログを始めた会社員Aさんが「100円稼ごうが、1,000円稼ごうが」会社は基本的に相手にしません面倒だからです。

また、あなたが収益を目指してブログを始めたとしましょう。

ブログを運営するために必要なエックスサーバー(サーバー)」お名前.com(ドメイン)」の費用は、だいたい年間12,000くらいはかかります。図の稼ぎだとシンプルに赤字ですね。

このように、副業所得を黒字にするのは大変で、時間がかかる作業なのです。

実際に僕も「Webライター」と「ブロガー」として2年間副業していましたが、ほとんど利益は出ず、副業で稼ぐ大変さを痛感しました

今現在ブログで稼いでいる著名人の方々も、最初の数年間収益が0なんてのは当たり前だったみたいです。

社会人として働きつつ、空いた時間で副業を頑張っても、副業がバレるようになるのって簡単じゃないんです。

でも、僕の場合、大変な期間があったからフリーランスとして独立できたのも事実です。
副業ではほとんど稼げませんでしたが、結果として「独立するための準備期間」になりました。

それでも副業をしたい人に向けた3つの提案

「副業で稼ぐのは難しい」と説明したばかりですが、この記事では「リスクもあるけど自己責任で頑張ってね!」という人任せな終わらせ方はしません。

ここで「いっそのこと本気で副業をしてみるのはどうですか?」という提案をさせてください。

上がり続ける物価。それでも上がらない賃金。いつ終わるか分からないのに、引き上げられる年金。

今の社会で生きていく上で、現状維持をしている方がよっぽどリスキーだと思いませんか?

ここで提案するのは次の3つです。
「そんな選択肢もあるんだなぁ」くらいでもいいので、ぜひ読んでみてください。

  1. 「副業」が「本業」になるように、本気で始めてみる。
  2. 「転職」を視野に入れつつ、今から副業に力をいれる。
  3. 「副業しない」のも大事な選択。

「副業」が「本業」になるように、本気で始めてみる。

前の章でも話しましたが、副業で稼ぐのは簡単ではありません。

だからこそ、本気で副業を始めてみるのも1つの選択肢だと思うのです。

副業を禁止している会社はまだまだ多いですが、「働き方改革」「副業解禁」など、昔と比べて副業をしやすい環境にあるのも事実。

クラウドワークスを始めとした「副業やフリーランス向けの仕事を探せる」サービスは、無料で始められます。

チャンスがあるなら、いっそ本業にするつもりで副業をしたらいいんです。

副業は簡単じゃないからこそ、稼げる人は稼げます。
副業の種類は何でもいいし、思い立った時に始めるのが一番良いんです。

本屋さんにいけば「ブログで5億円稼ぐノウハウ「フリーランスとして働くノウハウ」なんかいくらでもあります。

すでに稼いできた人の経験や考えを知れるので
スタートラインが押し上げられていて挑戦しやすいのです。

僕はフリーランス2年目です。
まだまだ安定はしてませんが、不自由なく生活できてます

もしあなたが、ほんの少しでも「本気でやってみようかな」という気持ちでいるなら、すぐ始めましょう

大丈夫です。そんなにすぐにバレる所得にはなりません。むしろ「バレるようになったら独立のタイミングかも!」と思って、副業を始めてみましょう。

「副業がバレて会社から怒られる」のを楽しみにする人生も悪くないと思いませんか?

「転職」を視野に入れつつ、今から副業に力をいれる。

「副業を本業にするのも悪くなさそうだけど、1つの収入源に頼らずに生きていたい。」
不安定な社会状況だからこそ、少しでも「収入」「収入源」を増やすのは賢い選択です。

このような考えがあるなら、「転職」する前提で、本気で副業をしてみるのはいかがでしょうか?

大事なのは、やはり「本気で副業をしてみる」ことです。

繰り返しになりますが、副業は簡単に稼げません
本気でやらないと、「1つの収入源に頼らず生きていきたい。」という目標が現実になる可能性はグッと下がります。

株や不動産投資をするのであれば、副業は頑張らなくてもいいのかもしれません。

でも、あなたが「副業で収入源を増やしたい」と考えているなら、本気で副業をしてみましょう

クラウドワークスなどのサイトから「副業ってどんなものか」を見て、イメージを掴んでみてください。

副業を本気でした結果「会社にバレるくらい稼げるようになったから、転職をする」という選択肢なら、ちょっとワクワクしてきませんか?

最後に決めるのはあなたですが、せっかく「副業をしてみる」という選択肢があるのなら、思い切って始めるのがおすすめですよ。

「副業しない」のも大事な選択。

副業をしてみたくても、生活や家庭があって、すぐには副業ができない場合もあると思います。

それに、今の会社が好きで働いているなら、なおさら副業のために退職や転職なんてしないほうがいいです。そんないい会社はなかなかありません。

だから僕は「副業しない」という選択も、すごく大事だと思います。

ただ、副業に興味を持っているのはとても良いことなので、常にアンテナを張っていてください

そうすれば、あなたが「どうしても副業したい!」というタイミングが来た時に、すぐ行動できるようになります。

「副業の情報にアンテナを張りつつ、今の仕事に全力で取り組む」という姿勢が大事です。

副業禁止の抜け道として「副収入」という手もある

ここまで
・「副業がバレない方法はない」
・「せっかくだし本気で副業を始めてみませんか?」
と書いてきましたが「どうしても今すぐ収入を増やしたい。」という方もいると思います。

その場合「副収入」という抜け道があるんです。

副業と副収入の違い

副業:本業以外の仕事で得られる収入
副収入:業務として行ってなくても得られる収入

たとえば、フリマアプリでの中古品販売やハンドメイド雑貨の販売など事業性を持たず、あくまでも趣味の範囲内であると説明できるものは「副収入」になるのです。

副収入になるものは以下の通りです。

  • 株やFX、家賃収入など
    →個人の資産運用は副業にならない。
  • メルカリやフリマでの中古品販売
    →不用品を売るのは事業性が無いので副業ではない。
  • ハンドメイド作品を売る
    →個人の趣味の延長であれば副業とみなされない。

ただし
中古品を大量に仕入れて転売したり、作業時間が長すぎたりすると「事業性がある」と捉えられてしまいます

この「抜け道」は、副業の定義があいまいだから成り立つもので「就業規則上の規定に抵触してないよ」「これはあくまでも副収入ですよ」と説明できないといけません。

あくまでも個人の意見にはなりますが
「副収入のために時間を費やすくらいなら、本気で副業を始めたほうが絶対にいい」です!

結局、いつか会社に聞かれる可能性があるのです。
だったら、いっそのこと本気で副業をやってみてください。人生1回きりなので、たくさんチャレンジしたほうが絶対に面白いですよ。

まとめ:副業が気になるなら、いっそ本気で始めてみよう!

今回の記事の振り返りです。

この記事のまとめ

①「副業がバレる理由」は3つ
→100%バレない方法は存在しない。
②「副業がバレる」のは想像以上に難しい
→利益を出すのに1年以上かかる人もたくさんいる。
③「本気で副業を始めてみる」という選択肢もある
→副業を始めようと思うなら本気でした方が絶対に得する。

副業に興味がある理由は人それぞれですが、「バレたくない」という理由でいつまで経っても始めないのは、時間がもったいないです。

「なぜ副業はバレるのか」を知った上で、「あなたがどうしたいのか」もちゃんと考えてみましょう。

最後まで読んでくれたあなたは、「せっかくだし本気で副業を始めてみるという選択肢も検討してみてくださいね!

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